Adobeが2021年1月12日以降にFlashコンテンツを無効化するようで「ユーザーのシステム保護のため、Flash Playerをすぐにアンインストールすることを強く勧める」と発表しています。

hy_af_1

また、ユーザーと開発者に対して「過去20年間にすばらしいFlashコンテンツを使用、作成してくれたことに感謝する」と謝意を表明し、「アニメーション、インタラクティブ機能、オーディオ、ビデオなどWebコンテンツを進化させる上で、Flashが重要な役割を果たしたことを誇りに思う」と発表しています。

1996年に「Macromedia Flash」として登場したのですが、画像や音声を使ったコンテンツを作成するための規格として人気をはせ、Flashで作成したコンテンツを再生するためのFlash Playerは、アプリ名としての「Adobe Flash」として、Flash以外の技術もサポートするようになったこともあり、2015年に「Adobe Animate」に変更されています。

ついこの前までは、長くWebコンテンツでの動きを表現するためには必須の技術として使われていたのですが、HTML5やWebGLなどのオープンな規格で機能を代替できるようになるにつれ、ブラウザ企業が離れていき、さらに脆弱性が多いことも問題視され、ついには終焉を迎えることになりました。

プログラミングがわからなくてもアニメーションを作れるなど、一般ユーザでも人気の高いものでしたけど、時代の流れには逆らえませんよね。